【後編-02】特別対談 アネージュ15年の軌跡

2017年12月25日

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ジャンル
ライフスタイル
健康・美容
エリア
日立市
ひたちなか市
水戸市
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東海村
その他
キーワード
アネージュシリーズ
河野峰生
日立ライフ
ミセスコーナー
マンション開発
ブランチテラス
アネージュ笹野エスペリア
アネージュ笹野アベニール
アネージュ笹野
アネージュ石川フィール
アネージュ石川パークフォート
アネージュ石川
アネージュ・マンション
省エネ性能
2018年。15周年の節目を迎えるアネージュ・マンション。

その開発エピソードついて (株)日立ライフの高野悟さんと一級建築事務所(有)峯生庵の河野峰生さんに伺ったお話後編02をご紹介いたします。

マンネリ化しないものづくり コピー&ペーストの図面は一切無し

今日も建築士と発注者の真剣勝負が続いている。

☆後編その1はこちらから☆

────デザインの話になりましたので河野さんにお伺いしたいと思います。
アネージュを立ち上げるにあたって日立ライフからはハイスペックかつオリジナリティのある商品像が求められました。商品をまとめる側としてはどんな意匠工夫があったのでしょうか?


河野: アネージュ・マンションシリーズは、まっさらからスタートできたのがよかったですね。
他のマンションデベロッパーだと商品の性格が出来上がっていて、工法や設備仕様が限られています。
おかげでアネージュは他社のマンションとの明確な差別化ができました。

高野: さらに私たちはこのアネージュのベンチマークをそのままに、その都度新しい住戸プラン、スタイル、仕様を盛り込んでいます。
一般的なマンション開発は、土地の容積率に対して最大の延床面積を稼ぐことが良いとされます。
住戸プランをパターン化させて施工を規格化し、短期間で販売することを目標にするんです。
利益と資金回収が重要なマンション開発では避けて通れない道です。
しかし私たちはこれをやりませんでした。なぜなら同じエリアでそんな甘い考えでマンションを企画してもすぐに飽きられてしまうからです。

以前、マンションのご購入を何年も悩まれているお客様から「去年のマンションと全然違うんですね!」と驚かれたことがありました(笑)。
また私たちの一番の財産は購入いただいたお客様のアンケート。もっとこうして欲しい、こうであったら、というご意見に真摯に向き合って改良につなげてきました。

アネージュシリーズの図面や仕様書を見ていただければわかりますが、コピーぺーストしたような住戸は一つとしてありません。案件ごとにアンケートのご要望を反映させた理想的なマンション像を模索してきました。

河野: そのとおりでしたね。基本計画のプランを提案するとよく言われたのが「今回の目玉はなんですか?」でした。
私は時代の要請に合わせながら、その都度、太陽光発電や免震構造など提案してきました。

高野: 河野さんのご提案のなかではミセスコーナーが長く好評いただいています。
今でもお客様から「ミセスコーナーのあるプランを見せてください」と名指しされるくらい。
「ブランチテラス」もお客様に好評でしたね。

河野: 光栄です(笑)。アネージュ石川パークフォート(2006年竣工)では、公園側住戸のキッチンの南側バルコニーに、四帖半以上のブランチテラスをつくったんです。
キッチンの窓は上げ下げ窓にして。ブランチテラスを設けるためにわざわざ柱の位置を変更したんですよ。
でもこの+αの余裕がよかった。

~住居という機能を果たすだけのマンション建設ではなく、永く住んでも見飽きない「街の景観」も重視されている~

高野: 「バルコニーも使い方がこんなに面白くできるんだ」と好評でしたよ(笑)。

河野: 最近のアネージュシリーズは設備など目に見えない部分がどんどん新しくなっています。省エネ性能も以前より格段に良くなった。

高野: 設備や工法などはその時代のトレンドを取り入れてきました。
東日本大震災の直後の開発では免震工法を取り入れました。
エネルギーマネジメントが脚光を浴びた時期は太陽光発電設備を採用したこともあります。
私たちはこれからも時代のニーズに対して謙虚に対応し、マンションを企画していこうと思います。

今後のアネージュシリーズにまつわる開発テーマ

日立ライフのマンションから見える石川運動ひろば。子どもたちの遊び場としてだけでなく、犬の散歩やウォーキングなど近隣住民の憩いの場所として親しまれている。
────今後のアネージュシリーズの方向性や展望についてお聞かせください。

高野: 2016年と2017年に竣工した笹野プロジェクト(アネージュ笹野アベニール、アネージュ笹野エスペリア)は、マンションだけではなく住みやすい周辺環境の提供にも力を注ぎました。

────商住近接(※1)を提唱し、行政も関わったプロジェクトでした。

高野: ひたちなか市の笹野地区では、商業施設を中心にマンションや戸建て住宅を隣接させるという当社ならではの一体開発を行ないました。
既成の周辺環境に頼るのではなく、周辺環境そのものを創り、提供するという事業でしたね。あのマンションにお住まいの方は車に乗らずに日々のお買い物が可能なんです。

ひたちなか市笹野地区の一体開発。
マンションや宅地がスーパーや薬局等がある商業地区に隣接している。
河野: マンションの備品としてショッピングカートをご用意して、カスミでのお買い物にご利用できるようにしました。

高野: いつかは私たちも自動車免許を返上する日が来ます。
永住マンションを謳うならそういう取り組みも「あり」だと思いました。

河野: 自動車に頼らなくても日常生活が送れるという側面は、低炭素社会(※2)の実現という点でも社会的意義がありました。

高野: 持続可能なまちづくりという観点は今後の指針になっていきますね。
現在、私たち日立ライフはインターネット上で住宅情報総合サイトRe.Life不動産を運営しています。

このサイトのテーマは「住まいと暮らしのワンストップサービス」。
住まいという資産にはさまざまな局面があります。
アネージュを購入されたお客様の中には、いずれお仕事の転勤やご家族の構成が変わって、住まいを買いたい、売りたい。貸したい、借りたい。リフォームしたいという方もいらっしゃるだろうと。

こうした不動産流通のニーズが今後は増えていくことが予想されます。
先ほどお話したように、アネージュ・マンションシリーズはこのような流通局面に備えた設計思想(スケルトン&インフィル)でつくられているので、他のマンションよりも資産性を持続させることが可能です。

石川ひろばにて。後ろに見えるのは取材時点では建設中のアネージュ石川フィール。


河野: そうですね。不動産の資産性は設計やデザインが大きく担っています。
省エネ性能や躯体の健全性など、大切なポイントをしっかり押さえながら、独自性の高いプランをご用意することで、永続的に存在していける商品になってほしいです。

高野: 15年前からITマンションシステムというIoT(※3)のはしりとなる技術を私たちは導入してきましたが、今後、この分野はますます発展していくでしょう。
常に時代の一歩先を見据えていきたいですね。

河野: その一方で日立ライフさんは製販一体のスタイル。
マンションの企画に参加される方が販売にも関わっています。
これってお客様の意見がダイレクトに次のマンション開発へ活かされるスタイルなんです。
こうした血の通ったというか、手づくり感のあるところが、アネージュシリーズの完成度を高めていると思います。
大規模開発になるとそうもいかないでしょうが、製販一体のスタイルはある程度まで貫いていただきたいです。

────先進性と手づくり感。対比となる要素があざない結実したアネージュシリーズ。最後になりますが15年間の歩みはいかがでしたか?

河野:  アネージュシリーズが誕生して15年。
都市型の立地であったり、傾斜した地形を活かしたものにしようと試みたり、その都度工夫を凝らしつつ一棟一棟愛着を持って設計してきました。
この間、東日本大震災という大きな災いを経験して、住宅としてめざすべき新たな方向性が加わるなど、設計は日々進化を遂げています。
また、都市の景観も固定したものではなく、常に変化し、成長していきます。
現在の街の姿は、そこに住む人々の英知と努力で培われ、形成されてきました。
アネージュマンションがこの街に育まれ、ともに成長していくことを願ってやみません。

高野: 15年で累計30棟のマンションを世に送り出しました。この30棟のアネージュを気に入ってお住まいになってくださったお客様には、本当に感謝しています。あらためてお礼申し上げます。

※1商住近接・・・商業地区と住宅地区を近づけることにより、コミュニケーションの活性化や、生活動線を短縮化させるまちづくり概念。都市計画や再開発で提唱されるようになった手法。とくに地方都市においては車など交通手段の利用時間を減らせるので、少子高齢化や二酸化炭素排出問題といった社会問題を解決する手段の一つと考えられている。

※2低炭素社会・・・地球温暖化に影響を与える二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を削減するため、環境配慮を徹底する社会のこと。

※3 IoT・・・Internet of Things(モノのインターネット)の略語。さまざまな物がインターネットによって接続されることで物と物をより最適に利用する仕組み。たとえばスマートフォンによって遠隔地のカメラなどの機器を作動させ、人や生物の監視や管理を行なうサービスもその一つ。技術やプラットフォームの進展に伴い、見える化→制御化→最適化と発達していく。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前に情報提供元等にご確認ください。

情報提供元

株式会社日立ライフ 日立支店

株式会社日立ライフ 日立支店

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茨城県日立市城南町4-1-10Map
電話番号:
0120-029-488
営業時間:
10:00~17:00
休業日:
火・水曜日

文:リ・ライフ編集部

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